ハウルの動く城

さて、ジブリの期待の新作であるハウルの動く城を観てきました。
ネタバレになる部分もあったらごめんなさい。

千と千尋の神隠しと似ている?

オープニングから、宮崎駿さんらしい演出が出てきます。いきなり本当に城が動いているところから始まるのですから。その動き方が千と千尋の神隠しに出てくるキャラクターに似ていて、ちょっと複雑な気分。

キャラクター

ヒロインであるソフィーですが、雰囲気的にはシンデレラ的な立場。派手な母親と妹がいるようで、ソフィー自身は若いが目立たない風貌で妙に落ち着いた口調。それもそのはず、声の出演が倍賞千恵子さん。どうりで魔女に魔法をかけられた後の声に違和感がないのも頷けます(^^;
主人公ハウルは、神出鬼没。木村拓哉さんが声の出演をされていますが、ハウルというキャラクターと木村拓哉というキャラクターが上手く重なっていて楽しい配役ですね。
かかしのカブ。第一印象は千と千尋でいうと、ゼニーバの家の玄関灯。かかしの割には結構活躍しています。男?らしい行動、紳士?的な行動もしています。ただ、最後の最後でのお約束はご愛敬でしょうか。
その他、魔女や、犬、火の悪魔、子供、*1・・・、これぞジブリワールド、宮崎駿さんの世界観が存分に表現されています。城も立派なキャラクターです(^^)

マッタリとしていて、楽しめました。オススメです。

この映画も千と千尋と同じように、一度観ただけでは、良い意味ですっきりしません。泣けるような感動はありませんが、何度も繰り返し観ても楽しめる映画です。
特に、次観るときに確認したいのは、ソフィーの風貌の変化。魔女に老婆にされたにもかかわらず、見た目の年齢がコロコロ七変化するのです。その変化が何を意味しているのかを一回観ただけでは酌み取ることが出来ませんでした。う〜、気になる!

守るべき人へ

「あなたの守るべき人は誰ですか」・・・
まずは、自分を解放してあげたいですね(^^;

オマケ

私は、昔は映画を一人で見に行くことが嫌いでした。嫌いというより、見栄っ張りで周りの目を気にする人間のためなのですが。
この病気になって、逆にそのような見栄や周りの目を排除することで、一人で映画に行くことに抵抗を覚えなくなりました。それ以上に、一人で行った方が楽。
以前は、映画の席を取るために開演前の自分を含めた人間のピリピリとした緊張感が大嫌いで、映画館で映画を観ることが余り好きではありませんでした。
シネマコンプレックスがあちらこちらで出現してからは、席取りのストレスから解放されました。しかも、私が今日行った川崎にある東宝系のシネコンはインターネットで事前に座席指定・決済をすることが出来ます。映画館に着いても係員の人と喋ることなく自動発券機でチケットを受け取って、そのままスクリーンへ。周りの目を気にする機会が最低限のため、私にぴったりです。
11月26日はみなとみらい地区に新しいシネコン*2が出来るみたいです。
年末年始にかけて、面白そうな映画が目白押し。
泣ける映画も見に行きたいなあ。らっこさんが観に行って泣けたという「いま、会いにゆきます」、観に行きたい。

*1:名前を思い出せない…

*2:みなとみらいでは2番目かな?